憲法と法律の違い

非常に大雑把に言ってしまうならば、基本法とも呼ばれることのある憲法とは、国家が守らなければならない原則を定めたものであるのに対して、実体法とも呼ばれている法律とは、その国家が国民に守らせる必要のあるルールを定めたもの、という根本的な違いがあるもの、と言うことができるでしょう。


 

これは、時代によってもまた国家によっても、必ずしもこの通りであるいは言えないのですが、現在では、この近代憲法の考え方が世界の主流になっている、と言うことはできるわけです。

日々の現実の中で、実際に社会のあり方を規律しているルールとなっているものが実体法なのですが、この多くの実体法というものは、国家のあり方を規定している基本法にもとづいて成り立っているわけですから、この基本法である憲法のあり方というものが、まさに法というものの根本的なあり方を規定している、ということができるわけなのです。

このために、その原則に反している法があるという疑いが生じた場合には、違憲立法審査というものが行われて、その正否が検証されることになり、もしも反していると認められた場合には、その法は無効にするという措置が取られることで、法体系としの整合性を保つようになっているのです。

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